【鈴鹿市】10月8日(土)・9日(日)は市の指定無形民俗文化財「長太鯨船行事」が行われます

2022年10月8日(土)・9日(日)は「長太鯨船行事」が行われます
鯨船行事とは、昔、伊勢湾に迷い込んだ鯨を銛で仕留めるという古式鯨漁法を模した、神に様々な祈願を行う祭り。捕鯨船に見立てた山車の「天王丸」を、捕鯨上下歌や太鼓に合わせて引き回し、歌が最高潮に達したクライマックスで若衆(踊り子)が軸先の張り子の鯨を仕留めます。
長さ5.8m・高さ2.4mの木造漆喰の鯨船には金箔塗装や龍の彫刻が施されています。

こちらは2015年の写真ですが、その迫力が伝わってきますね。

張り子の鯨めがけて銛を放つこの祭りの起源は不明だそうですが、明治初年には8月1日の天王祭に行われていたそうです。昭和41年を最後に途絶えていましたが平成3年の10月に25年振りに復活し、平成4年の3月、鈴鹿市の無形民俗文化財に指定されました。開催は今回で31回目となります。
この捕鯨行事は北勢を代表する祭りでもあり、三重県では現在鈴鹿の他にも四日市を中心に、計六箇所で開催されています。

開催期間:2022年10月8日(土)~2022年10月9日(日)
会場:飯野神社
   長太地区一帯
出船 AM8:00(8日)
入船 PM6:30(9日)

陸上で行う模擬捕鯨行事の「鯨船行事」は全国でも三重県の北勢地方にのみ伝えられている珍しいもの。指定無形民俗文化財に触れる貴重な機会です。歴史ある行事を是非見てみたいですね。

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